2011/08/06

お盆に想う

色々予定があって今年のお盆は一人でお墓参りすることになりそうだ。

俺の一族は父方、母方、いずれもお墓参りを大切にする方だ。子供の頃から当たり前のようにお墓参りをしていたので気付かなかったが、他の人があまり大切にしていないと感じることが度々あり、そのことに気付いた。

お墓参りをすると気持ちが落ち着く。精神安定剤か、精神カウンセラーみたいなものか。

人ってのは、鏡みたいなものなんだよね。人に対して悪意を持つ人は、周りの人がみんな自分に意地悪だと思うでしょ。疑心暗鬼ってやつだ。逆もまたしかり。人に優しい人は、人も優しくしてくれるもんだと思っている。

お墓参りってのは、仏教がなんたらとか難しい話ではない。要するに、先に無くなった方を思い出す儀式だろ。

これを、先の話に当てはめると、自分が亡くなった後も誰かに思い出してもらえるような気がするんだろう。そうすると、寂しくない。ほっとする。人は全員そのうち死ぬんだが、普段はそれをただ“無視”している。怖いものに遭遇した子犬が、穴に頭突っ込んで安心しているようなもんだw でも、何も解決していないし、無意識でそのことは理解している。でも、お墓参りってのは、死から目を背けているわけではない。近い人が亡くなった。その事実をきちんと観て、でも思い出してあげる。だから、自分も誰かに死んだ後も思い出してもらえるはずだ。

人間なんてもんは、それだけで救われるんだと思う。

うちの子供達も、無意識のうちにお墓参りができるようにしてあげたい。いつか、おのずと自然と理解できる日がくるはずだ。

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