2011/10/27

コストの意味

タイの洪水でタイに工場を進出している日本の企業が大きな被害を受けているね。それに関連して、日経新聞でまた中国韓国に擦り寄ったアホ記事が垂れ流されていた。日経新聞によるとタイに片寄らずに他の国にも分散しろ、だそうだ。他の国ってもろ中国韓国のことさしているだろ。日本一の経済新聞をうたっていてこのレベルかよ。全く違うね。

日本は確かに色々とコストが高いよ。でもこのコストってのは意味も無く高い訳じゃない。例えばそこで働いている人に対する信頼。車のボンネットを閉じてしまえばエンジンルームは見えない。ボンネットを開いたってエンジンの横や下や、ましてや中なんて全く見えない。見えないところを一生懸命作っている車と、見えないところはばれなきゃいいやで手を抜いて作ってある車、どっちがいいかなんて聞くまでもないだろうw ましてや車の事故は即、命に関わる。そりゃ日本の車は売れるがな。韓国の製品が世界を席巻(笑)とか言っちゃう奴たまにいるけどさ、そりゃスマートフォンが壊れたって死ぬ事はないだろう。だから韓国の組み立て工場の製品だって売れるんだよ。しかし、命が関わってくると話は別だ。故に、韓国の国民性、底辺の民度が変わらない限り、韓国車は日本車の敵ではない。逆に日本は民度を絶対に下げてはいけない。命に関わる製品って意外と多い。先に挙げた車がそうだが、他にはエネルギー、インフラ、医療等があり、日本はこういうところでこそ強みを発揮できるはずだ。スマートフォンの出荷台数が負けたとか騒ぐほどのことはなく、世界の産業の技術レベルが上がってくれば当然のことながら、その製品を作ることのできる最低限の技術を持つ最も人件費の安い国へと、その製造業は流れていく。韓国から、次の国、次の国へと移っていくだけだよw

さて、最初の話に戻るが、ある国で製造する際のコストっていうのは、どれだけインフラが強固か、ってことも含まれてくる。たとえば、日本の電力の品質は最高峰だ。今回の原発による停電は1000年に一度の災害だからおいておくとして、俺の住んでいるところは停電なんてもう何十年も無い。NTTの電話回線の品質も最高峰。ドコモの携帯電話網も品質は最高。治安も最高。人をどれだけ信頼できるかということにおいても最高峰。

さて、タイで今回のような事故も無く製造できていたとしても、その安いコストの中には、脆弱なインフラということも含まれているのだよ。これだけ世界の経済が揺らいでいると騒いでいる中で、今日なんて市場最高値を記録し、日本円は大人気。自称経済新聞だか、自称大手新聞だか知らんが、いくらあおったって、実際円高だろう。世界において相対的に”日本というシステム”は価値があると、世界の金持ちは判断しているのが現実である。もし、タイに集中した状態からリスクを分散するとしたら、タイと同じような国に分散しても状況は一緒。ある一定確率で、今回のようなことは起きる。俺は、今回タイで洪水が起こり、いくつかの企業の製造が止まったからといって、それを責められる筋合いは全くない。だって今まで低いコストによる利益を甘受してきたんだろ。もしリスクを分散するとしたら、そのリスクの強度を分散する方がよいと思うなぁ。要するに国内製造の割合を増やせということだ。最近の日本経済新聞の記事を見ていると、新聞社の中に韓国人、中国人が混ざり込んでいるような記事が多いんだがw、少なくとも中国韓国に移すことは絶対にやめた方がいいね。中国、韓国に誘導したいんだろうがねw 中国、韓国が、タイよりもインフラの品質、民度ともに高くて、さらに単価も安いんなら移すべきだが、そうじゃないと判断したから、タイに工場を造っているんだろう。