2012/02/24

放射線除去の技術

あらま結構簡単な技術で塩化セシウムを分離することができるだねぇ。でもいちいち焼かなきゃいけないし、摂氏1350度まで加熱するんじゃ、製鉄所で残り滓として出てくるスラグと同じような砂利みたいなものになっちゃうんだろうな。すると農地に対しては、量的にも質的にも、全く使えない技術だ。
下水処理施設に集まって きちゃった高濃度汚染土壌の嵩を減らす事に限定して使うことになるのかな。


土壌セシウム:最高で99.9%除去…浄化技術を開発
 放射性セシウムに汚染された土壌を浄化する新技術を、太平洋セメントと中央農業総合研究センター(茨城県つくば市)などが開発した。除去率は最高で99.9%だった。処理後の土壌は、震災復興の土木資材に活用できるという。 新技術では、小型回転式炉を使い、反応を促進させるカルシウム化合物を汚染土壌に添加し、1350度で加熱。昇華(固体から気体になる)で、放射性セシウムが塩化セシウムに変わったところをフィルターで捕まえる。 福島県の汚染土壌で試すと、放射性セシウムは1キロ当たり6万7300ベクレルだったのが同29ベクレルに下がった。浄化後の土壌は砕石のような鉱物で、再生コンクリートの骨材と同等の品質になった。 コストは、重油を熱源とした場合、汚染土壌1トン当たり5万~6万円。同センターは「既存の炉を活用するなどして低コスト化し、汚染土壌置き場の縮小に貢献したい。落ち葉や稲わらに応用できる可能性がある」としている。【安味伸一】毎日新聞 2012年2月24日 10時42分(最終更新 2月24日 10時54分)


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