2014/10/10

今年のノーベル化学賞について思うこと

今年のノーベル化学賞は、青色発光ダイオードに尽力した日本人3名に授与されることになったしかし、元々の発光ダイオードに関してはノーベル賞は授与されていない。そもそもこれでいいのか?

次に、青色発光ダイオードといえば、中村修二氏。中村修二氏といえば、日亜工業との巨額の報奨金を巡る訴訟。「青色ダイオードは中村修二氏の尽力で工業化された!」という報道が当たり前のようになされているが、俺の理解では、それは全くの事実誤認であり、ついでに中村修二氏が大嫌いだw

日経新聞に、この訴訟について、中村氏と日亜工業の両者から主張が出ているので、併記しようと思う。

◆日亜化学工業社長の小川英治氏の主張
 http://techon.nikkeibp.co.jp/NEWS/nakamura/mono200404_2.html
◆中村修二氏の主張
 http://techon.nikkeibp.co.jp/NEWS/nakamura/mono200404_1.html

どちらの主張が正しいか、それは読者の判断にお任せするが、大切なポイントは押さえておきたい。
小川社長は、日亜化学工業は中村氏に十分に報いたとし、その内容を説明している。
一方、中村氏は、小川社長の主張に対して反論は全くしていない。しかしながら全て無視した上で、もっと寄越せと要求している。

俺には、小川社長の主張に十分に説得力を感じた。一方、中村氏は感情的にデカイ声でごねているようにしか見えない。

ノーベル賞の受賞者は、今回3名。中村氏はその一人に過ぎない。しかも、天野氏を受賞者に加えている。大学院で25才の時の研究室で出した成果を、研究室のボスと共に評価されている。青色ダイオードは、中村氏が「存在しなくても」発明されており、工業化もされている。すると、むしろ中村氏が受賞者に入っていることの方が不思議。今までの中村氏の発言を見ているに、ただ声がデカイだけだと思った。科学者として偉くなるには声がでかくないといけないのかねぇw でも、中村氏みたいな自己主張の強いモンスターが、数多く出てくると日本の産業は間違いなく疲弊するよな。だから、国会で特許は企業に帰属するというルールを改めて明記する法律を出そうとしているんだね。

ノーベル賞も、こういう人選を繰り返していくと、賞の尊厳自体が削られていくんだと思うね。それから、日本人は賞に重きを置きすぎw ただの民間の賞だよ。賞金が大きいだけの。1億だっけ。でも3人で割るんだから3000万。京セラの稲森氏が出している京都賞は、一人5000万だ。京都賞も100年続けば、ノーベル賞と肩を並べるようになったりして。というか、稲森氏は最初からそれを狙ってたりして。

0 件のコメント:

コメントを投稿