2014/06/12

車の自動運転装置

例その1,命の重みの判断は?

あなたの息子が、早朝一人で自動運転の車に乗っている。今のところ、極めて快適だ。あと10分もすれば仕事場に着くだろう。

突然、自動車が警告音を出した。4つのタイヤがバーストして制御不能らしい。このままだと次のコーナーで側道で行列を成して投稿している大勢の小学生の列に突っ込み、複数の小学生の死亡は避けられないだろう。車はふらつきながらも即座に路肩の電柱へ車を誘導した。車は大破し、あなたの息子は即死した。しかし、小学生たちは事なきを得、あなたの息子1名の死亡のみで事は済んだ。

あなたは、納得できますか?



例その2,自動運転の判断の責任の所在は?

その後、あなたが自動運転の車を製造したメーカーを訴えた。自動運転装置は運転手の命を最大限に守るべきである、と。メーカーは裁判の席でこう回答した。

「自動運転装置に責任はありません。そもそもタイヤの整備をきちんと行っていなかった運転者に責任があり、自動運転装置は1名の命と、複数の若い命を比較し、複数の若い命を選択しただけです。極めて理性的な判断です」

あなたは、納得できますか?



俺は、未だに、納得のできる回答を聞いたことが無い。

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